フランチャイズチャンネルさんの企画であるTiger Fundingで株式会社モバイルヴィレッジ代表取締役社長の木村隆行さんが携帯電話代理店のフランチャイズのSKY SEVEN MOBILEのフランチャイズを提案しました。
本記事ではフランチャイズチャンネルさんで発表されたSKY SEVEN MOBILE FC展開の事業企画を読解していきます。
参考元:フランチャイズチャンネル|YouTube
目次
1.SKY SEVEN MOBILEフランチャイズの特徴
1-1.大手携帯電話会社で契約できない人がターゲット
1-2.審査がない
1-3.店舗型で運営
1-4.回線のみを提供
1-5.パケットプランが充実
2.Tiger Funding側の反応
3.競合他社は大手会社や格安SIM会社ではない⁉
4.SKY SEVEN MOBILEの気になる点
4-1.滞納やバックレのリスク
4-2.悪用リスク
4-3.広告の掛け方
5.まとめ
1.SKY SEVEN MOBILEフランチャイズの特徴
SKY SEVEN MOBILE FCの特徴は以下の5点です。
1.大手携帯電話会社で契約できない人がターゲット
2.審査がない
3.店舗型で運営
4.回線のみを提供
5.パケットプランが充実
順に見ていきましょう。
1.大手携帯電話会社で契約できない人がターゲット
過去に携帯料金の未払いがあった人や一部外国人の方など、事故者扱いになったり、そもそも契約ができない人が対象です。また過去の金融事故で契約できないといった方も対象のようです。銀行口座を持っていない水商売系の人や、自立支援施設の人たちでも契約が可能なので、需要は大いにあります。
2.審査がない
大手で契約ができない人となぜ契約ができるのかという疑問を持った方もいるでしょう。なぜ契約できるのかというと、審査がないため契約のハードルが下がるからです。もちろん総務省のガイドラインに沿った顔写真付きの身分証の提示などは必須ですが、過去の支払い事故や金融事故歴を見られないため契約が行いやすいのです。
3.店舗型で運営
オンラインでの無店舗取引の方が利益が出そうと考えがちですが、大手で契約できない人は疑問や心配の解消も兼ねて店舗に来る方が多いようです。実際、SKY SEVEN MOBILEさんの過去の契約例では店舗に来る方が9割、残り1割がオンラインのようです。
また、店舗があることによって、事故者ではない高齢者の方にも来てもらいやすくなるのも狙いのようです。
4.回線のみを提供
大手携帯電話会社と異なり、スマホ機種の提供は行わず、回線のみを提供するようです。友人に譲ってもらったスマホ、中古の1万円程度のスマホで使えるようになるので、大手と契約を結ぶよりも金額面でのハードルが下がります。ちなみに回線はドコモの通信エリアで使用可能なので、日常使いに不自由なく使えます。
5.パケットプランが充実
かけ放題付きでパケットのGB数に応じて価格が変動するプランが8種類もあります。GB¥5500〜20GB¥11110まで細かく料金設定がされているので、ネットの使用状況やお財布事情と相談して契約できるのが強みです。
3GB | ¥5,500 | 12GB | ¥8,470 |
5GB | ¥6,160 | 15GB | ¥9,460 |
7GB | ¥6,820 | 17GB | ¥10,120 |
10GB | ¥7,810 | 20GB | ¥11,110 |
2.Tiger Funding側の反応
滞納リスクと最初1ヶ月間で飛ばれるリスクを気にしつつも、大手では出来ない事業内容に賛同していました。こうしたリスクは、携帯電話は水道や電気以上に止まったら困るものとなっているので、事故率も低くなるのではないかと予想もされていました。また、事故者層はいなくならないため、需要もなくならないという点も賞賛されていました。総じて非常に良い反応をもらっていました。
3.競合他社は大手会社や格安SIM会社ではない⁉
携帯電話に関係する会社のため、競合他社は大手携帯電話会社や格安SIMを提供する会社と思われがちですが、実際はレンタルスマホ会社が競合他社になるそうです。レンタルスマホ会社の料金は高く、名義も本人名義でないところが多いので、その点で差をつけられるのは非常に良い強みです。以下に競合他社の利用料金を挙げて比較してみます。
レンタルスマホ会社Aのプラン
レンタルスマホ会社Bのプラン
レンタルスマホ会社Cのプラン
各社でプランに個性がありますが、1ヵ月単位の料金を見ると、SKY SEVEN MOBILEが圧倒的に安いことが分かります。価格帯と本人名義の契約という競合他社よりも強い点があるので、競争を有利に進められそうです。
4.SKY SEVEN MOBILEの気になる点
1.滞納やバックレのリスク
過去に滞納歴がある方が多いので、滞納のリスクは高そうです。しかし、今や携帯電話は電気や水道よりも止まったら困るものであるので、真っ先に支払う方が多いと予想できます。多少の滞納はあっても最終的に回収はできそうです。
もう一つ契約1ヶ月後に飛ばれるリスクもありますが、原価が5000円以下で済むため、数件レベルならそこまで問題ではないようです。1ヶ月で飛んだ方がもう一回契約をと戻ってきて現在まで契約が続いている例もあるそうです。
2.悪用リスク
契約しやすいが故に反社会勢力が詐欺などに悪用するリスクが高まるのではと考えられます。しかしこれは各携帯電話会社ならつきまとうリスクですし、もし事件に使われても警察に番号の照会等を行うだけで済むので、実害はなく恐れなくて良いリスクと言えます。
3.広告の掛け方
スマホを持っていない方がメインターゲットとなるので、ネット広告だけでは不足する可能性があります。既に新聞等でも広告をし反応を見ているようですが、広告の仕方はまだまだ改善できる点でしょう。広告の仕方次第で効果的に顧客が増えますので、この点は今後に期待です。
5.まとめ
今回はFC版Tiger Fundingの木村さんの事業企画を解読しました。既にFC展開が好調に進んでいる様子がフランチャイズチャンネルさんからも見て取れるので、FC加盟したい方は早めに動きましょう!
参考元:フランチャイズチャンネル|YouTube
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