• おぐ先生(小倉 丘礼)

フランチャイズ加盟金を支払う前に確認!相場やチェックポイントを解説


フランチャイズ 加盟金

会社員を辞めてフランチャイズ制度を利用して独立開業を目指してはいるものの、あまり制度を理解しておらず頭を悩ましているのではないでしょうか?


フランチャイズの開業は経営ノウハウのない方でも安心して始められると人気を集めており、現在は全国に25万4,017店ものフランチャイズ店が存在しています。


フランチャイズ制度を使って独立する際に必要となる資金のひとつに「加盟金」というものがあります。個人で独立開業する際には必要のない資金ですが、なぜフランチャイズでは加盟金が必要なのでしょうか?


本記事では、フランチャイズを始める際のお金のチェックポイントや加盟金の相場、支払う前に注意すべきことを解説します。

目次

1.フランチャイズに参加するための加盟金とは

2.加盟金の費用相場

3.加盟金のチェックポイント

 3-1.初期費用には何が含まれているのか

 3-2.加盟金を分割で支払うとこができるか

 3-3.加盟金を支払うタイミングはいつか

4.開業時の初期費用を調達する方法

5.加盟金を支払う前に確認すること

 5-1.初期費用の負担がかかりすぎないものを選ぶ

 5-2.ランニングコストを調べる

 5-3.いつ黒字化するのか計算ができている

 5-4.本部の説明会に参加する

6.まとめ


フランチャイズに参加するための加盟金とは

加盟金とは、フランチャイズ契約を締結した際にフランチャイズ本部から店名、ロゴマーク、商品サービス、経営ノウハウ、研修、サポートを受けるための本部に支払う契約金のことです。経営の経験がない会社員や、これからビジネスを学ぼうと思っている人にとって、サポートの有無は重要ですが、どこまで教えてくれるのか、サポートしてもらえるのかはフランチャイズ本部によって異なります。


加盟金の費用相場

加盟金の費用相場は、業種や店舗の有無によって前後しますが、経済産業省の調査によると170万円〜210万円が相場になっているようです。その他にも保証金、設備投資、商品サービス提供、研修費などをあわせると開業資金は合計3,200万円ほどになります。

フランチャイズ加盟金 費用相場

引用:経済産業省|平成20年フランチャイズ・チェーン事業経営実態調査 報告書


しかしこれは平成20年の調査であり、最近ではフランチャイズチェーン開業の小口化が進んでおり、現在はこれほど高額な開業資金は必要ありません。加盟金の相場は200万円〜1,000万円に落ち着いています。


加盟金のチェックポイント

フランチャイズ本部の事業に興味を持ったら、まずは資料請求や説明会に参加して、資金はいくら必要なのか、加盟金はいくら必要なのかを調べましょう。その際に、金額以外に確認したい3つのチェックポイントがあります。まずはこの3つのポイントを確認しましょう。

  1. 初期費用には何が含まれているのか

  2. 加盟金を分割で支払うとこができるか

  3. 加盟金を支払うタイミングはいつか


1.初期費用には何が含まれているのか

費用相場でもお話ししたように、加盟金は初期費用に含まれる一部の費用のことであり、独立開業を考える際は全体の初期費用を見て検討するべきです。


初期費用には加盟金のほかに、物件購入・リフォーム費、開業前研修費、設備・備品、事務用品、求人広告費、保険加入費、車両リースなどの費用がかかります。


初期費用の例

項目

金額

加盟金

3,000,000円

物件取得・リフォーム費

2,000,000円

開業前研修費

500,000円

設備・備品

900,000円

求人広告費

500,000円

保険加入費

30,000円

車両リース

60,000円

合計額

6,990,000円

加盟金以外の必要経費を揃えていくと、地域や物件の広さなどにもよりますが、以上のようなお金がかかってきます。一見加盟金が少なく見えるビジネスでも、小売り用商品を揃えたり、求人や車のリースが必要となり結果的に想定以上の初期費用がかかってしまった、ということは珍しくありません。


そのため、加盟金額の大小だけでフランチャイズを選ぶべきではありません。契約を結ぶ前に、どれだけの開業資金が必要なのかをチェックしましょう。


2.加盟金を分割で支払うとこができるか

フランチャイズ契約の加盟金は初期費用の中でも高額な項目であり、「自分で用意した自己資金だけでは足りない」と諦めてしまう方もいらっしゃいます。しかし、せっかく事業内容に興味とやる気を持ったのにお金のせいで諦めるのは悲しいことです。


そのため、フランチャイズ本部の中には一部加盟金を分割して払うことのできる予約契約という制度をとっている会社もあります。


予約契約とは、加盟金の一部を支払って資金調達のサポートを受けることができる契約です。金融機関に借入の申込を行い、融資を受けるのは初めての方にとっては大変な工程です。予約契約では融資が実行されてから残りの加盟金を支払うことができるので、「資金が足りないけど開業したい!」という方もフランチャイズ契約をすることができます。


3.加盟金を支払うタイミングはいつか

加盟金の支払いは一般的に加盟契約締結時に行われますが、なかには契約前に加盟金の支払いが必要なケースもあります。支払った加盟金は契約の期間にかかわらず返金されることはなく、消費者契約でもないのでクーリングオフの対象になりません。


たとえば、加盟金を支払ってから条件の良い土地が見つからなかったり家計で急な出費があった場合に開業を諦めても、加盟金は返還されません。具体的な開業が決まる前での支払いは、のちのちトラブルの原因になります。そのため、確実に出店予定地が決まってから加盟金を支払うのがおすすめです。


もしくは、サポートが丁寧なフランチャイズ本部であれば、加盟契約後のサポートに出店エリアや物件の選定が含まれていることがあります。この場合は、どのようなサポートが受けられるのか、本当に信頼できる本部なのかを判断できれば、出店予定地を決める前でも契約してよいでしょう。


開業時の初期費用を調達する方法

前述したように、独立開業時には加盟金のほかにも、物件購入・リフォーム費、開業前研修費、求人広告費などさまざまな初期費用が発生します。


開業資金が準備できなくてやりたい事業を諦めなければならなかった、となってしまっては本末転倒です。初期費用は自己資金だけで賄わなくてはならないことは決してなく、金融機関からの融資を受けて、初期費用に充てることも可能です。金融機関への融資サポートをしてくれるかどうかもフランチャイズ本部を選ぶポイントです。


放課後デイGrannyでは、金融機関の資金調達を全面的にサポートしています。多くのオーナー様が自己資金200万円〜300万円、融資金額1,000万円で開業されています。資金計画でも自己資金を使わずいかに融資の金額内で収められるかを算出しております。加盟店様で実際に資金調達した際の資金計画や事業計画を解説している動画がありますので、あわせてご覧ください。




加盟金を支払う前に確認すること

加盟店契約で加盟金の支払いをする前にも、まだまだ注意しておきたい点があります。フランチャイズは開業までがゴールではなく、オープン後経営していくことが目的です。契約前にこれだけは確認しておきたい経営のポイントをご紹介します。

  1. 初期費用の負担がかかりすぎないものを選ぶ

  2. ランニングコストを調べる

  3. いつ黒字化するのか計算ができている

  4. 本部の説明会に参加する


1.初期費用の負担がかかりすぎないものを選ぶ

フランチャイズのみならず会社経営をしていく際には、お金の問題は必ずつきまといます。特に初期にはどうしてもお金が多方面でかかってしまうため、準備していた自己資金の額を超えてしまうことは珍しくありません。開業資金全体で見て、初期費用が多額で負担が大きすぎないか、再度しっかり確認しましょう。もちろん自己資金だけで初期費用を準備する必要はなく、うまく融資などを使っていきましょう。


2.ランニングコストを調べる

経営に必要なお金は初期費用だけではありません。営業を続けるうえでは必ず毎月の家賃や人件費などランニングコストは必ずかかります。フランチャイズであれば他の加盟店が普段どれくらいの経費(支出)でやっているのか指標があるため、開業前からランニングコストは把握しやすいです。


3.いつ黒字化するのか計算ができている

事業経営を続けていく目的のひとつは、利益を出すことです。利益を出すことで店舗を継続して経営することができ、利用者にサービスを提供できます。2のランニングコストを調査したら、あわせて毎日どれくらいの売上・集客があれば黒字になるのか、黒字に転換できるタイミングはいつ来るのか概算でもいいので計算しましょう。


開業初期はどうしても赤字経営になってしまいますが、いつまでも黒字になる見込みのない事業ならやらない方がいいです。


4.本部の説明会に参加する

フランチャイズを選ぶ際には、比較サイトや公式ホームページなどインターネットで調べることが多いかと思います。インターネットは手軽に調べられて便利ではありますが、得られる情報には限界があります。また、ネット上には不確かな情報や、フェイクの混ぜられた情報も多く出回っています。


そのため、ある程度どのような業種でフランチャイズに応募したいかを決め始めたら、まずはフランチャイズ本部の運営する説明会やセミナーに参加するのがよいでしょう。少人数のセミナーや対面の説明会など色々な形式で開催されていますので、まずは直接話を聞いたほうが開業イメージがより明確になってきます。また、具体的な利益の計算や、開業したいエリア、時期、自己資金など自分の状況に合わせた相談ができ、親身なアドバイスを受けることができます。説明会に参加したら必ず加盟店に応募しなければならないことはありませんので、安心してご参加ください。


まとめ

フランチャイズを始める際に支払う加盟金とは、フランチャイズ契約を締結した際に本部に支払う契約金のことで、相場は業種によって異なりますが200万円〜1,000万円ほどです。加盟金を支払う前に、次のチェックポイントは必ず確認しておきましょう。


  1. 初期費用には何が含まれているのか

  2. 加盟金を分割で支払うとこができるか

  3. 加盟金を支払うタイミングはいつか


加盟金や初期費用の詳しい内容については各社セミナーや説明会で案内していることが多いため、まずは資料請求や説明会に参加して、詳細を確認しましょう。